※この記事は、過去に実際にいただいたお問い合わせをもとに、個人や企業が特定されないよう内容を一部編集してご紹介しています。現在とは取扱商品や仕様、価格などが異なる場合があります。

「製品の修理に使う樹脂パーツを、国内で調達できないでしょうか?」あるアウトドアブランドのリペア部門から、そんなお問い合わせをいただきました。

探されていたのは、ひもを締めたり固定したりするために使われるコードロック。それまでは海外本社から送られてくる部品を使用していましたが、物流の混乱などによって入手が不安定になり、国内で入手できる部材は、できるだけ国内で手配したいということで、森製紐へご相談いただきました。

修理したくても「小さな部品」がなければ直せない

コードロックは、とても小さな樹脂パーツです。完成したバッグやウェアの中では、決して目立つ部品ではありません。しかし、壊れた製品を修理するとき、その小さな部品がなければ修理できないことがあります。

製品本体はまだ使える。生地も大丈夫。縫製も修理できる。でも、交換するコードロックがない。それだけで修理が止まってしまいます。

リペアサービスにとって、補修用部品を安定して確保することも大切な仕事の一つです。

まずはサンプルで確認

最初にお問い合わせいただいたのは、特定形状のコードロックでした。

  • サンプルを数個確認したい
  • 最小ロットはどれくらいか
  • 数量によって価格は変わるか

というところから、ご相談が始まりました。修理部品の場合、見た目が似ているだけでは使えるとは限りません。

  • ひもの太さに合うか
  • 既存製品に取り付けられるか
  • 操作感に問題はないか

まず現物で確認することが重要です。そこでサンプルや価格、数量についてご案内し、実際の使用条件に合うか検討していただきました。

サンプル相談から1,000個の発注へ

検討後、コードロックをまとまった数量でご注文いただくことになりました。そして、これで終わりではありませんでした。その後も同じ部品について追加発注があり、

1,000個、さらに2,000個単位で継続してご注文いただくようになりました。

さらに別サイズのコードロックやコードエンド、バックルなどについてもご相談をいただくようになり、取り扱う部品の種類も増えていきました。

最初は、「このコードロックを国内で買えませんか?」という問い合わせ。そこから、修理に必要なさまざまな樹脂パーツを調達する窓口の一つとしてお取引が続いていきました。

担当者が変わっても続いた部品調達

数年後、先方の発注担当者が変わりました。それでも取引は引き継がれ、コードロックの追加発注や、別のテープアジャスター、フック、リングなどについてもサンプル確認・発注のご相談をいただきました。

商品開発だけでなく、既存製品を長く使い続けるための修理部材を確保すること。これも、パーツを扱う会社ができる仕事です。

海外調達だけに頼らないという選択肢

今回のご相談のきっかけは、海外から届いていた修理部品の入手が不安定になったことでした。すべてを国内調達へ変更する必要はありません。ただ、

「いつものルートから入らなくなったら、どこから調達するか」という別の選択肢を持っておくことで、修理や生産が止まるリスクを減らせる場合があります。

小さな樹脂パーツでも、必要なときに手に入らなければ、大きな問題になります。

コードロック・バックルなどの補修部品もご相談ください

森製紐では、ひもやゴム、テープだけでなく、コードロック、バックル、アジャスター、フック、リングなどの樹脂パーツについても取り扱っています。アパレル、バッグ、アウトドア用品、スポーツ用品、各種縫製品。修理・リペア業務で、

  • 海外から入っていた部品が手に入らない
  • 似た国内パーツを探したい
  • まずサンプルを確認したい
  • まとまった数量を継続的に調達したい

という場合もご相談ください。「この部品、国内で手配できませんか?」そんなところから始まった問い合わせが、長い取引につながることもあります。