「うちわの持ち手の穴に通す、価格の安い紐を探しています」そんなお問い合わせをいただきました。
今回のご相談は、うちわに取り付けるための紐。条件として挙がっていたのは、
- できるだけ価格を抑えたい
- うちわの持ち手にある穴へ通せる太さ
- 首にかけて使うことも想定した太さ
- 必要な長さにカットしてほしい
- 数千~1万本単位で用意したい
というものでした。「うちわ用の紐」として決まった商品があるわけではありません。だからこそ、なんでもひも相談室の出番です。
ご提案したのは「江戸打紐」
条件をお聞きして、まずご提案したのがナイロンの「江戸打紐」でした。江戸打紐は、複数の糸を組んで作る組紐の一種です。今回は、うちわの穴に通すことやコストとのバランスを考えて、まず細いタイプをご提案しました。
ただ、紐は写真だけではなかなか分かりません。「この太さで本当にいいのか」「実際の色はどう見えるのか」「うちわに取り付けたとき、どんな感じになるのか」そこで色見本をご案内し、候補となる複数色と太さ違いのサンプルを実際に確認していただくことになりました。
最初は「130cm」の予定でした
お問い合わせ当初の予定数量は、5,000本または10,000本。長さは1本あたり130cmで検討されていました。さらに、「指定の長さにカットできますか?」「紐を結ぶところまでお願いできますか?」というご相談も。
もちろん、紐を必要な長さにカットする加工や、その先の加工についても、内容や数量によってご相談いただけます。森製紐では、単に「この紐を○m販売します」だけではなく、どの紐を使うか → 何cmにするか → どんな加工をするか まで、用途に合わせて一緒に考えます。
サンプル確認後、仕様が変わりました
そして後日。「うちわに通すひもがやっと決まりました」というご連絡が。最終的に決まった仕様は、
- 江戸打紐・細タイプ
- 指定カラー
- 長さ106cmにカット
- 数量15,100本
でした。当初の「130cm・5,000本または10,000本」から、実際に確認・検討を重ねた結果、106cm・15,100本へ。
紐そのものは、とてもシンプルな部品です。でも実際に商品やノベルティなどに使おうとすると、太さ、素材、色、長さ、価格、加工方法、数量、納期……。決めることは意外とたくさんあります。今回も最初のお問い合わせは、「うちわの持ち手の穴に通す、価格の安い紐」というところから始まりました。そこから候補をご提案し、サンプルを確認していただき、長さを調整し、最終的には15,100本のご注文になりました。
「こんな用途に使う紐ってありますか?」そのくらいの段階で大丈夫です。紐の名前が分からなくても、太さが分からなくても、長さがまだ決まっていなくても。使い方を教えていただければ、そこから一緒に考えます。それが、森製紐の「なんでもひも相談室」です。