「販売しているオリジナル手帳に付ける、ゴムバンドを作れませんか?」企業のお客様から、そんなご相談をいただきました。
ご希望は、ただ手帳を留めるだけのゴムではありません。手帳そのもののデザインに合う柄入りのゴムを使い、留め具や本革などを組み合わせ、さらにロゴなども入れられるオリジナル仕様にしたい、というものでした。
ゴムの柄から留め方まで、ひとつずつ検討
まずは、手帳用ゴムバンドのサンプルをご用意。そこから、
- ゴムの柄や色
- ゴム幅
- バンドの長さ
- ゴムのつなぎ方
- プラスチック製留め具
- 本革を使った加工
- ロゴなどの名入れ方法
といった仕様をひとつずつ検討していきました。ゴムについては、実際の柄を見ながら候補を絞り込み、15mm幅の赤系の柄ゴムを採用。バンドの長さについても、最初のサンプルを実際に手帳へ装着していただき、「もう少しゆるい方がいい」というご意見をいただきながら調整していきました。
ゴム+本革+刻印でオリジナル仕様に
今回のポイントは、ゴムだけではありません。ゴムのつなぎ部分をどう処理するのか。プラスチックの留め具を使うのか。本革を付けるのか。さらに、その部分へどのようにロゴやデザインを入れるのか。デザインデータを確認しながら、印刷可能な範囲や革への刻印についても検討。カタログ撮影用のサンプルを製作し、その後、実際に販売する商品の製作へと進みました。
商品化後も、3年間リピート
商品として継続して販売されれば、求められる仕様が変わることもあります。最初に作ったものをそのまま繰り返し作るだけではなく、その時々のご要望に合わせて対応していくことも、ものづくりの大切な仕事だと考えています。
森製紐では、ゴムの種類や色、幅、長さだけでなく、留め具や縫製、名入れなどを組み合わせた製品づくりについてもご相談いただけます。最初から細かな仕様が決まっている必要はありません。「こんな用途に使いたい」「こんな雰囲気の商品にしたい」「こういうものを、ひもやゴムで作れないか」そんなところから、サンプルを作り、実際に試し、修正しながら形にしていきます。そして、商品化したあとも必要に応じて仕様を見直しながら、長くお付き合いしていく。それも、森製紐の「なんでも"ひも"相談室」です。