※この記事は、過去に実際にいただいたお問い合わせをもとに、個人や企業が特定されないよう内容を一部編集してご紹介しています。現在とは取扱商品や仕様、価格などが異なる場合があります。

「オリジナルのシューレースを作れませんか?」スポーツ用品を販売されているお客様から、そんなお問い合わせをいただきました。ご希望されていたのは、

  • 幅約4mm
  • 長さ100cm・110cm・120cm
  • 結びやすさを考えた形状
  • 500~1,000本程度

という、スポーツシューズ向けのシューレースです。ところが、話を進めていくと、単に4mm幅の靴ひもを作るだけではありませんでした。

1本のシューレースの中で、4mmと5mmの2種類の幅を使い分けたい。

という、少し特殊な仕様へと話が進んでいきました。

4mm幅は、一般的な定番品ではなかった

シューレースにもさまざまな太さがあります。今回ご希望いただいた4mm幅は、弊社で常時用意している定番サイズではありませんでした。

そのため、「既製品をカットして先端加工すれば完成」という案件ではなく、別注で生産する前提で検討する必要がありました。

そこでまず、4mm程度のシューレースの見本を作り、実際の太さや風合いを確認していただくことになりました。

さらに「途中で幅を変えたい」

その後検討されたのが、さらに特徴的な仕様です。細い部分は4mm。太い部分は5mm。全長110cmの場合、

5mm幅の部分を両側30cmずつ、4mm幅の部分を中央50cm

という構成が検討されました。

一本の靴ひもの中で、全部を同じ太さにするのではなく、場所によって幅を変える。見た目だけでなく、結びやすさやシューズに通したときの使い勝手まで考えた仕様です。

なぜ、長さまで決めないと見積できない?

別注のシューレースでは、「4mmと5mmで作れますか?」だけでは正確な見積ができない場合があります。今回も、

  • 4mm部分を何cmにするか
  • 5mm部分を何cmにするか
  • 1本の長さを何cmにするか

によって、必要になる糸量が変わります。さらに、使用する色糸の最低生産量なども確認しなければ、1色あたり最低何足分から作れるのかを判断できません。

そのため、まず確認用の見本を作り、そこから使用糸量や生産ロットを計算するという流れになりました。

オリジナルシューレースは「色を変える」だけではない

オリジナルの靴ひもというと、好きな色にする。ロゴを入れる。先端加工を変える。といったカスタマイズを想像されるかもしれません。

でも今回のように、太さそのものを場所によって変えるという考え方もあります。

シューズに通す部分。結ぶ部分。デザインとして見せたい部分。求める役割が違えば、シューレースそのものの設計を変えることもできます。

スポーツ用品・シューズ向けの別注シューレースもご相談ください

スポーツ用品やシューズの商品企画で、

  • 「市販の靴ひもでは太さが合わない」
  • 「長さをオリジナルにしたい」
  • 「途中で太さを変えたい」
  • 「500本程度から検討したい」
  • 「まずサンプルを作って確認したい」

という場合もご相談ください。

今回のように、最初からすべての仕様が決まっていなくても、実物サンプルを作りながら、幅。長さ。構造。必要数量。を一つずつ決めていく方法があります。

なお、残っているやり取りでは、このシューレースがその後正式に量産・商品化されたかどうかまでは確認できていません。

なんでもひも相談室。今回は、「1本の中で4mmと5mm、太さの違うシューレースを作れますか?」というご相談でした。

既製品のシューレースは、モリスリーストアの「ストレッチシューレース」をご覧ください。